私の競馬必勝法11【最強の戦術】
前回、的中時平均配当が150円未満にならないための方策として、単勝2番
人気を複勝予想の軸とすることにより、自然と的中時平均配当が150円以上
になるということをお話ししました。
しかし、これは大枠の話であって、例えば、
単勝2番人気馬であってもオッズが150円未満の場合は当然ありますし、単
勝1番人気馬を購入する場面も多々あります。
複勝という馬券種を選ぶ以上、複勝オッズ110円、最悪100円払い戻しと
いう場面も多いものです。
そこで、「最強の戦術」についてお話しする前に「オッズが150円未満の場
合の対策術」についてもう少し深く解説したいと思います。
【オッズが150円未満の場合の対策術】
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購入したい馬券のオッズが150円未満の場合、その対策には場合分けが必要
となります。
1.金丸法1回目の勝負の場合
金丸法の1回目の勝負である場合は、オッズ150円未満であってもそもまま
勝負します。
なぜなら、金丸法の1回目であればオッズが150円未満であっても的中すれ
ば必ずプラスになるからです。
この際、購入する寸前のオッズが100円という場合がありますが、この場合
も躊躇せず購入して下さい。
大抵は皆低オッズを嫌い他の馬券を買うので、レース後110円から120円に
オッズが上がる場合が多いです。
オッズが150円以下の馬券というのはそもそも的中する可能性の高い馬券な
のですから、リスクの少ない金丸法1回目の場面ではどん欲に賭けてゆきまし
ょう。
2.金丸法2回目、3回目の勝負の場合
金丸法2回目、3回目の勝負の場合、オッズが150円未満だと的中したとし
ても損になります。
この場合、場面を更に細分化して対処法を考えます。
①オッズが130円以上の場合。
オッズが150円未満130円以上の場合は「損切り」だと思って購入します。
つまり、オッズが130円、140円の場合、的中したとしてもマイナスにな
るのですが、そのまま購入します。
多少の資金の目減りは仕方がありません。
株式投資における損切りだと思ってバッサリ対処しましょう。
多少のマイナスも教授するという心のゆとりが必要です。
局地的にマイナスであっても、大局においてプラスになればよいのです。
②複勝オッズ120円以下の場合。
対処法は2つあります。
どちらの方法を選ぶかはあなた次第です。
鳴かぬなら鳴くまでまとうホトトギスの家康タイプはその1を
鳴かぬなら殺してしまえホトトギスの信長タイプはその2を
選んで下さい(笑)
<その1>
そのレースは見送り、同じ状況が訪れるのを待つ。
つまり、
強者の戦術でいえば5連敗中の予想家が登場するのを待ちます。
弱者の戦術でいえば7連敗中の予想家が登場するのを待ちます。
この場合、かなり待つ必要があります。
競馬を投資と捉え、じっくり取り組む方向けの方法です。
<その2>
複勝予想馬を軸として「枠連」で勝負する。
この場合、ヒモ馬にはオッズ、JRA-VAN NEXTの他に競馬新聞TMやあなたの予
想などを駆使して次点の馬を選びます。
つまり軸馬の次に連敗中の予想家の予想をヒモ馬にするのです。
また、この際購入金額を調整して出来るだけ多点数を購入するようにします。
<購入金額調整のやり方>
購入資金1000円
1-2のオッズ3倍
1-3のオッズ5倍
の場合、
1-2に600円
1-3に400円
賭けます。
的中すれば、
1-2の場合1800円(配当180円)
1-3の場合2000円(配当200円)
です。
金丸法は150円以上の配当であれば利益が出せる理論なので、配当150円
以上を維持出来る範囲で、できるだけ購入点数を増やします。
大抵2点買い、3点買いになるかと思います。
ここで、なぜ馬券種として「枠連」を選ぶのか疑問に思う人がいるかもしれま
せんが、それは的中確率によるものです。
[馬券種別的中確率]
単 勝 1/18
複 勝 3/18(1/6)
枠 連 1/36
馬 連 1/153
ワイド 3/153(1/51)
馬 単 1/306
3連複 1/816
3連単 1/4896
※18頭フルゲートの場合の的中確率
枠連で2点買い、3点買いすると、1/18、1/12の的中率となり、枠連は複勝
に次ぐ高的中確率馬券種となるのです。
あなたはワイドの方が良いのではないかと思うかもしれませんが、上記確率論
のみならず、私の経験上も複勝に次いで当てやすい馬券は枠連です。
枠連なんていまさら・・・
と思われるかもしれませんが、ぜひ一度枠連について研究してみて下さい。
今までにない発見をすることも多いかと思います。
下図は、これまでの複勝オッズ150円未満の場合の対処法についてまとめた
チャート図です。
これまで述べてきた戦術について簡単にまとめると、
1.複勝的中確率の高い予想家を探し出す。
このとき、信頼度に応じて予想家の格付けをしておく。
2.信頼の置ける予想家が連敗しているか否かを調べる。
強者の戦術を選ぶなら3連敗している予想家の予想に賭ける。
弱者の戦術を選ぶなら5連敗している予想家の予想に賭ける。
もし3連敗、5連敗している予想家が多くいた場合は、格付け上位の予想家に
賭ける。
以上が私の戦術の概要です。
ここで、3連敗、5連敗というのは金丸法においては的中率30%以上の予想
力が必要であることから、「的中率30%」という数値を想定して定めたもので
した。
では、これを予想家それぞれの的中率に見合ったものに変えるとどうなるでし
ょうか?
そうです、予想家の的中率はそれぞれ異なります。
例えば、
単勝1番人気馬の複勝率は65%程度です。
2回に1回は的中する確率です。
ということは、2連敗した時点でレアケースということになり、ハードルを下げて
も良さそうです。
また、単勝1番人気は的中時平均配当が低いので的中確率がよっぽど高くない
限り買いたくないという場合は、4連敗という高いハードルをあえて設けても良い
でしょう。
更に、JRA-VAN NEXTのデータマイニング予想3位の複勝率は35%程度です。
確率的には3回に1回的中するのですが、あなたは少し心許ないと感じられる
かもしれません。
そこで、このような信頼性の少し低い予想家には4連敗とハードルを高く設定
しても良いでしょう。
このように、一律に強者の戦術は3連敗、弱者の戦術は5連敗とするのではな
く、予想家の的中率、的中時平均配当に合わせて戦術を細かく組み立てること
も可能です。
(例)
単勝2番人気 3連敗
単勝1番人気 4連敗
単勝3番人気 4連敗
マイニング1位 3連敗
マイニング2位 4連敗
マイニング3位 4連敗
競馬ブック本紙 3連敗
競馬ブック関谷 3連敗
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予想家が多ければ多いほど勝負馬抽出に時間がかかるため、配下の予想家
はほどほどの数にした方が良いでしょう。
先日お話ししたとおり、私は普段競馬ブックと1馬の2紙を利用していますが、
慣れない間は競馬新聞は1紙で予想家陣を構成することをオススメします。
あなたが考える最高の予想家陣に合わせた最適な戦術が組み立てられたとき、
はじめてあなたにとっての最強の戦術が完成することとなるのです。
次週は、私の競馬必勝法についての総括です。