私の競馬必勝法4【強者の戦略】
今日はいよいよ強者の戦略について解説してゆきますが、その前に、金丸法の最大の弱点
についてお話ししておきたいと思います。
金丸法の最大の弱点
それは、
3回に1回複勝を当てるのはそうそう簡単ではない。
ということです。
先日話したとおり、全く予想せず、運のみで複勝馬券を買った場合の的中率は、
18頭立ての場合6分の1つまり約17%程度です。
後にお話しする戦術を駆使することにより40%程度の複勝的中率を確保したとしても、
3連敗する確率は、
0.6の3乗≒21%
です。
つまり、5回に1回の確率で3連敗してしまうことになります。
金丸法は転がりそうで転がらない。
これが金丸法の最大の問題です。
これを踏まえた上で、
ここからが強者の戦略についての説明です。
あなたは10万人を率いる徳川家康だと思って読み進めて下さい(笑)
前提として、
・資金は10万円
・的中率は後日お話しする戦術を駆使して40%程度
・的中時の複勝平均配当は1.5倍以上
・目標とする金額(回収率)110%/月
であった場合。
まず、資金10万円を7等分し、
「1:2:4」
に配分します。
歩兵 :13,000円 (割合10%)
騎馬隊:26,000円 (割合20%)
本隊 :61,000円 (割合40%)
はじめに、歩兵13,000円を金丸法で転がします。(資金配分1:3:9)
歩兵の目標回収率は180%、具体的には利益額10,000円です。
金丸法で運用し、利益が10,000円出たら、つまり23,000円まで転がったら
10,000円プールします。(イーストコーストプログレッションの考え方)
この時点で総資金は11万円。
目標回収率110%/月に到達したのでその月の勝負を終了します。
もし5回に1回あるであろう3連敗してしまい、歩兵が全滅したら騎馬隊を繰り出します。
騎馬隊も歩兵と同様、26,000円を金丸法で転がします。(資金配分1:3:9)
騎馬隊の目標回収率は、150%、具体的には利益額13,000円です。
金丸法で運用し、利益が13,000円出たら、つまり、騎馬隊が39,000円まで転
がったら13,000円をプールします。
これで全滅していた歩兵分が復活しましたので、スタートに戻り歩兵で勝負します。
もし5回に1回あるであろう3連敗してしまい、騎馬隊が全滅したら本隊を繰り出します。
本隊もこれまで同様、61,000円を金丸法で転がします。(資金配分1:3:9)
騎馬隊の目標回収率は、164%、具体的には利益額39,000円です。
金丸法で運用し、利益が39,000円出たら、つまり本隊が100,000円まで転が
ったら39,000円をプールします。
全滅していた歩兵分と騎馬隊分が復活しましたので、スタートに戻り歩兵で勝負します。
以下繰り返し。
翌月は、11万円を「1:2:4」に分割して同様に勝負します。
歩兵 :15,700円 (割合10%)
騎馬隊:31,400円 (割合20%)
本隊 :62,900円 (割合40%)
総資金が110%(1.1倍)になったら2ヶ月目の勝負も終了。
100,000円×1.1倍×1.1倍×1.1倍×1.1倍×1.1倍×1.1倍×1.1倍≒194,800円
スタートして7ヶ月を経過した時点で総資金がスタート時の倍、約200,000円になります。
この時点で初期投資額の100,000円をプールして下さい。
これであなたは競馬で負けなかったことになります。
あとは、好きなだけ勝負を続けて下さい。
以上が「強者の戦略」です。
つまり、歩兵で目標とする月間回収率110%/月を目指し、騎馬隊、本隊は前線が破ら
れた場合のバックアップ資金となります。
歩兵の目標回収率は、約180%。
騎馬隊の目標回収率は、約150%。
本隊の目標回収率は、約160%。
いずれも金丸法においては非常に現実的な目標回収率で、数回金丸法で転がれば十分にク
リアできる目標ラインです。
一気に本隊までやられてしまう可能性は、
3連敗する確率21%の3乗≒0.0093
約1%、つまり100回に1回しかありません。
今回は月間の目標とする利益額を10%に設定しましたが、8%、5%、3%という具合
に低く目標ラインを設定すれば更にその月の破産リスクは低くなります。
目標利益額月間8%の場合・・・8,000円
歩兵の目標回収率・・・約162%
目標利益額月間5%の場合・・・5,000円
歩兵の目標回収率・・・約138%
目標利益額月間3%の場合・・・3,000円
歩兵の目標回収率・・・約123%
歩兵の目標回収率が下がれば当然早くその月の競馬をやめることができ、その月の破産リ
スクが低くなるのです。
逆に、目標とする利益額を高く設定すれば月の破産リスクが高まりますが、早く転がるこ
ととなり、初期投資額を早く回収することができ、競馬そのものにに対する破産リスクが
低くなります。
ただし、目標利益額を高く設定するにしても低く設定するにしても、目標回収率が変化す
るのはあくまで歩兵のみです。
騎馬隊、本隊は、万が一前線が破られた場合のバックアップですので目標回収率をできる
だけ低く設定し、安全性を高めておく必要がある点に注意して下さい。
<「強者の戦略」考え方のまとめ>
強者の戦略は、「必勝法」ではなく100回に1回は破綻が生じる戦略です。
その100回に1度の不幸がおとずれる前に初期投資額10万円をプールしてしまえばあ
なたに負けはなくなります。
月の目標利益額を高く設定し、早く転がして初期投資額10万円を早く回収するのがよいか、
月の目標利益額を低く設定し、破産リスクそのものを少なくするのか、
これら目標利益額の設定は人それぞれの性格によって異なります。
迷う人も多いかと思いますが、自分の性格にあった方を選択して下さい。
ただし、あまり冒険的な目標利益額を設定してはいけません。
月の目標利益額上限は200%以内にすることをおすすめします。
また、
目標利益額に到達したら必ずその月の勝負はやめて下さい。
「利益が出たら勝負をしない」これこそが強者たる者の戦い方です。
孫子曰わく、
凡そ用兵の法は、国を全うするを上と為し、国を破るはこれに次ぐ。
軍を全うするを上となし、軍を破るはこれに次ぐ。
旅を全うするを上となし、旅を破るはこれに次ぐ。
卒を全うするを上となし、卒を破るはこれに次ぐ。
伍を全うするを上となし、伍を破るはこれに次ぐ。
是の故に百戦百勝は善の善なる者に非ざるなり。
戦わずして人の兵を屈するは、善の善なる者なり。
以上が強者の戦略ですが、競馬にそんなにお金を賭けられないという人も多いでしょう。
そこで、次回は多額の資金を競馬に投資できない人のための「弱者の戦略」について解説
したいと思います。
次回・・・【地上最強の戦略】その3.弱者の戦略。