読者からの質問【枠連の買い方】
10月の勝負は既に終了済みのため今週も読者の方からのご質問に対する回答
をUPすることにします。
<質問>
小野様の金丸法での各予想家の連続不的中についてですが、3回に1回の的中
確率をもってしても連続9回で破たんしてしまうのですよね?
ただ、小野様のお考えが私たち読者には伝わらない部分が多々ありまして連続
不的中や、的中時150円以下の場合の対処の仕方がなかなか理解できません。
小野様のおっしゃる枠連での購入も素人にはちょっと分かりにくいと思います。
例えば、歩兵隊が全滅次の騎馬隊も全滅ここで次の的中がでるまで違う予想家
に逃げる・・・!
騎馬隊が全滅した予想家の予想は次の的中が出るまで待つ・・・!
このようなルールでしたら素人の私でも理解できると思います。
連続不的中が出た場合次の的中が出るまでその開催場は深追いしない。
このようなルールでリスクが回避できるのではないかと?
以上、ちょっと思った感想です。
よろしくお願いいたします。
<回答>
> 連続不的中についてですが、
> 3回に1回の的中確率をもってしても
> 連続9回で破たんしてしまうのですよね?
連続9連敗または、9連敗でなくとも最終的に本隊が1.6倍程度のリターン
を得られず3連敗した場合は破綻してしまいます。
リスクとリターンを天秤にかけた上で、最も最適な資金配分という視点で新金丸法
は作られています。
> 連続不的中や、的中時150円以下の場合の対処の仕方がなかなか理解でき
ません。
「的中時150円以下の場合の対処の仕方」とありますが、そのまま勝負、枠
連、見送りに場合分けされるのは、「レース前の複勝オッズ」が150円以下
の場合の考え方を解説しています。
もちろん、オッズは変動するので、実際の現場ではサイトで説明しているよう
に、厳密に細かく場合分けは出来ないのですが一応の目安としてルールを表記
しています。
実際にはオッズが150円以下の場合「そのまま複勝で勝負、枠連、見送り」
いずれで勝負するかは、経験や新聞TMの予想など勘をフル活用して判断する
のですが、後の検証で、
実はこのレースは枠連で勝負しました・・・
実は見送りました・・・
などと適当に都合良く検証したのでは説得力に欠けるため、あのように事前に
厳密にルール分けしています。
ただ、場合分けして検証するのも面倒なので、この辺は新たなルールを作りた
いと思います。
> 連続不的中が出た場合
> 次の的中が出るまでその開催場は深追いしない。
> このようなルールでリスクが回避できるのではないかと?
私の考えでは、連敗中の予想家こそ的中確率の高い状態にあるという考え方な
ので「深追いしない」というルールは採用しにくいです。
連続不適中を回避する方法は、
・的中率の悪い予想家を排除する
・連敗条件を厳しくする
のどちらかしかないと考えています。
私の場合、データマイニング予想2位、3位は連敗しやすい予想家なので、も
し、安全に行くならこれらの予想家を排除するか、現在の連敗条件4連敗を5
連敗に増やすかのいずれかの方策をとることになります。
ただし、この場合は新聞TMで的中率の高い人を新たに採用するなど工夫をし
ないと勝負機会が減ることになります。
> 小野様のおっしゃる枠連での購入も
> 素人にはちょっと分かりにくいと思います。
この辺は私も少し反省しています。
○×表では、馬番、枠番が出てこないので説明がしにくいのです(笑)
この辺、今週の更新で詳しく説明したいと思います。
そこで、
<枠連解説>
先週の解説でも出てきた9月13日(土)の結果を用いて枠連についてより詳
しく解説したいと思います。
下の表は、いつもの複勝○×表です。
見にくい場合はクリックで拡大
オッズ2番人気は8Rまで7連敗中です。
新金丸法では5Rから7Rまでに歩兵が3連敗で破られており、9Rは騎馬隊
の金丸法2回目です。
見にくい場合はクリックで拡大
上の図は、同レースのJRA-VANネクストのオッズ画面です。
これを使ってより詳しく解説してゆきます。
軸枠は複勝7連敗中のオッズ2番人気の4番の馬がいる枠→4枠
相手の候補としては、他に連敗中の予想家を探します。
信用ランク順に、
3連敗中のオッズ3番人気
3連敗中のデータマイニング2位
あとは前レースで的中している予想家ばかりなので信用順に、
オッズ1番人気
データマイニング3位
※信用順とは、的中率、的中時平均配当など総合的に考えて順位付けした予想
家ランキングです。私は下記の通りとしています。
単勝2番人気
単勝1番人気
単勝3番人気
マイニング1位
マイニング2位
マイニング3位
よって、購入したい馬券は、4枠を軸として次の3つ
1番手:枠連4-6
2番手:枠連4-7
3番手:枠連3-4
資金配分は、どの馬券でも的中時平均配当が150円以上になるように配分し
ます。
1番手:4-6 オッズ 6.0倍
2番手:4-7 オッズ 3.5倍
3番手:3-4 オッズ 24.2倍
メビウスの方程式などといった複雑な理論をわざわざ使って資金をならす方法
もあるようですが、予算を1000円と仮定して計算した方が簡単です。
そこで、的中時の配当をならすために予算1000円と仮定して考えます。
4-6 6.0倍 300円(30%)→的中後1800円(実質配当180円)
4-7 3.5倍 600円(60%)→的中後2100円(実質配当210円)
3-4 24.2倍 100円(10%)→的中後2420円(実質配当242円)
このレースは3通り全てを購入しても的中後の配当を150円以上に維持できそうです。
よって、騎馬隊2回目の資金4500円を
1番手:4-6 1400円(30%)
2番手:4-7 2700円(60%)
3番手:3-4 400円(10%)
に配分します。
結果4-7的中 配当350円。
2700円→9450円
従属試行に基づき3連敗~5連敗後に登場する複勝オッズが1.5倍以下の馬
というのは、3着以内に入る可能性がかなり高い馬と言えます。
よって、この馬を軸にできるだけ多くの点数を購入すれば的中率を複勝並に維
持しつつ的中時平均配当を150円以上へ上げることも出来るのです。
そこで、複勝ではなく枠連多点数買いで新金丸法を運用したらどうなるのか?
新金丸法の資金配分を変えたらどうなるのか?
と色々アイデアがわいてくるかと思います。
当サイトは、あなたにとって何の勉強にもならない勝ち馬をリアルタイムに教
えるようなサイトではありません。
しかし、どのサイトにも負けない競馬理論をお教えします。
例えば株式の世界において、
この銘柄が上がる!
といわれてそのまま買う人に相場の上手な人はいないのです。